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薬で治す歯周病

 現在の日本では相変わらず、むし歯と歯周病が口腔内の2大疾患です。

これらはどちらも病原菌の感染症であると考えられています。

どちらも細菌が原因であれば外科的な組織の除去を行わずとも、風邪のように薬の内服で治らないものでしょうか?

今回は最近行われてきている歯周病の薬による治療についてお話したいと思います。

歯周病(少し前までは歯槽膿漏と言われていました)は歯の周りに付着している歯垢や歯石の中に存在する細菌が原因菌と言われています。

従来の歯周病治療はこの細菌の温床である歯垢と歯石を除去し口腔内に最近の生息の場を少なくすることに主眼が置かれていました。

しかし最近、歯周病の原因菌の除菌に対しアジスロマイシンという抗生物質が大変有効であるということが分かってきました。

また細菌と同時に真菌(カビ)の関与も指摘され、抗生物質と抗真菌薬による効果が認められるようになっていました。

日本歯周病学会では最近この治療法の有効性を統計的に判断するために大学病院を中心とした多施設共同研究を行っています。

その結果この内科的歯周病治療の極めて高い治療効果を認めています。

現在この治療法は国際歯周内科学研究会(代表理事:生田図南先生)を中心にその普及とエビデンスの蓄積を行っておりますが、日本歯周病学会がその高い効果を認めたことにより保険診療への導入が期待されています。

当院でも位相差顕微鏡により活動性の高い細菌がみられ内服薬による希望される患者さんに対してはこの治療法を行っております。

(ただし現時点ではこの治療にかかる医療費は全額自費負担となります。)

また、位相差顕微鏡による歯垢の中の細菌観察はご希望の患者さんにすべてに行っておりますのでお気軽に担当医にお申し出ください。

 

CIMG0513.JPGご自分のお口の中の細菌の姿、一度ご覧になってみませんか? (平/記)

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