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あなたが奥歯をなくすとき

 日本人が奥歯を失いはじめる原因は、おもに歯周病とむし歯の悪化です。
 歯周病とは骨の病気で、歯を支えている骨が溶けていってしまい、
 進行するとグラグラしてきてヒドいときは周囲に炎症が広がるのを
 ふせぐためにも抜かなければならなくなってしまいます。
 またむし歯の場合では、根っこまでむし歯が広がったりすると
 やむなく抜歯とななることがあります。
 ところで、こうした歯の喪失が起こりはじめるのはその多くが40代から
 50代に見られます。まだまだ元気な年代ですが、生理的、免疫的な変化が
 起きてくる時期でもあります。奥歯にかかる力は体重とほぼ同じ位で、
 『食べる』ことで日々数十キロもの力を支えています。
 
 歯の喪失は精神的な負担となり、楽しい食生活を送るための
 咀嚼機能の低下を引き起こします。
 この機能を回復させることが奥歯の喪失の治療にとってもっとも重要なことです。
 その際の選択肢は、部分入れ歯、ブリッジ、インプラントという治療法です。
 それぞれの治療法には特色があり、患者さんの症例やご希望によって選択されます。
 患者さんごとに『困っていること』や『求めておられること』は違います。
 いずれぬせよ予後はが長期的に安定し、5年、10年、またそれ以上を見据え、
 患者さまのQOLを支えていく治療法を選びたいものです。
 
 歯の喪失は患者さんにとっては大きな出来事です。
 歯科医師に抜歯が必要と診断されたときのショックはかなりなものでしょう。
 しかし歯科医師は残すことの出来る歯を無理やり抜いているわけではありません。
 その歯を無理に残すと今後の患者さんのお口の全体像から判断すると
 「障害となることもある」とぜひ知っていただきたいと思います。
 また、歯科医師はなぜこの治療が必要かについて納得した上で治療を進めて
 いきたいと思っています。口を開けているだけで何をされたかわからない、
 という不安を解消するためにも、わからないことなどありましたら、
 ぜひ歯科医師にお尋ねください。
 
 今回はここまで。
 次回は三つの選択肢についてそれぞれの特徴をお話しします。 まるやま

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